私がアクティブ瞑想が好きな理由の一つは、色々な瞑想テクニックがあることだと思います。
私は学生の時にバスケットボール部に入っていましたが、バスケ部では基本的なテクニックの練習をしてから、最後に試合形式の練習をしていました。
練習のメニューは、まず、ストレッチをしてランニング。そして、下半身を強化する運動、ドリブル、パス、シュート、ディフェンス、1対1、2対2など。
バスケットボールで必要な技術は多岐にわたりますから、バスケ部に入ってしばらくは、体育館の隅でひたすらドリブルの練習をしながら、先輩の練習を見て学んでいました。
そして、試合で必要な技術を、一つ一つ習い練習し磨いていきました。
もし、初心者の時に試合に出されていたら、何をしたらいいのか全くわからなくて途方に暮れていたでしょう。
必要な技術を週四日の練習で地道に練習し続けて、少しずつ上手になり、最終的にすべての技術を使えるようになり試合ができるようになったのです。
アクティブ瞑想をしていて、ある時から「ああ、瞑想もバスケと同じだな。」と思うようになりました。
瞑想とは「気づきを広げること」ですが、私は最初「気づきを広げる」と聞いても何をしたらいいのか、ぴんときませんでした。
ところが、アクティブ瞑想に出会い、気づきを広げるのに色々なテクニックがあると知り、私の瞑想への概念ががらりと変わりました。
色々なテクニックの一例をあげると、音や自分の声を使って聴覚から気づきを広げるテクニック、見ている物を使って視覚から気づきを広げるテクニック、タッチを使って触覚から気づきを広げるテクニック、など。
この他にもたくさんのテクニックがあります。
そして、これらのテクニックの中には3分ほどの短い時間でできるものもあるので、日常生活の中で息抜きを兼ねながら、隙間時間を活用して練習することができます。
日々の生活の中で時間を見つけて練習を積み重ねると、ある時から座って静かに瞑想をした時に意識が深く広がりやすくなっていきます。
ですので、私の瞑想会ではできる限り色々な瞑想テクニックをご紹介していきたいと思っています。