私は動的なアクティブ瞑想をしていると、本来の自分とつながる感じがしてとても心地いいのですが、それはどうしてなのだろう。といつも思っていました。
ある時、瞑想の先生が、「アクティブ瞑想のアクティブな部分はウォームアップのようなものなんですよ」と言った時に「なるほど!」ととても納得しました。
みなさんは、運動をする時にウォームアップをすると思います。
ストレッチをしたり、軽く体操をしたりして、体をほぐし温めて、運動する時に体が動きやすいように準備しますよね。
私は、よくジョギングをするのですが、やはり走る前に少しストレッチをします。
ストレッチも何もせずにいきなり走り出すと、体の動きが悪くて足がもつれそうになったりするし、体が温まっていないのでゆっくりしか走れません。
ウォームアップをすることで、ジョギングを始めるのに最適な状態にもっていくことができます。
瞑想も同じなんです。
特に、長時間デスクワークをした後に瞑想をする場合は、よくウォームアップをしたほうが瞑想に入りやすくなります。
というのも、長時間デスクワークした後は、首や肩が凝ったり腰が少し張ったりすることがあると思います。
そのまま座る瞑想に入ると、凝りや張りを引きずったまま座ることになるので、楽に座ることがむずかしくなりがちです。
また、少し疲れもあることが多く、そのまま座る瞑想に入ると、疲れから寝てしまうということも起こりがちです。
アクティブ瞑想では、まず、体を動かします。
それぞれの瞑想は45分から60分ありますが、座るのは最後の15分ほどです。
それまで、30分から45分、色々な形で体を動かしますから、凝りや張りはほぐれ、ゆるやかに巡り始めたエネルギーのおかげで体が活性化し、疲れが軽くなります。
そしてその巡るエネルギーにのって内側に意識を向けるので、意識が内側に届きやすくなって本来の自分につながりやすくなるのだな。と腑に落ちました。
私の瞑想会では、瞑想により入りやすくなるようにアクティブ瞑想の前にさらに軽いウォームアップもしますので、今まで静的な瞑想を試したけれどもあまりうまくいかなかったという方には特に試していただけたらと思っています。