私はマッサージをするのも受けるのも大好きです。
昨日、マッサージを受けていて、約10年前にアメリカのカリフォルニア州にあるエサレン研究所という所で、6週間のエサレン® マッサージのトレーニングに参加した時のことを思い出しました。
エサレン研究所は、太平洋を望む風光明媚なビッグサーという場所に、「人間の可能性を追求する」ことを目的に1960年代に設立されました。
一年を通して数百ものワークショップが開催されていて、マッサージ、ヨガ、心理学、瞑想、スピリチュアリティ、エコロジー、オーガニックフードなどに関心がある国内外の多くの人たちから根強く支持され続けています。
そこで生まれた「エサレン® マッサージ」は、頭のてっぺんからつま先まで途切れなく流れる「ロングストローク」と呼ばれる技法が特徴的なマッサージで、「身体のコリを取り除く」というよりも「身体のつながりやボディ・マインド・スピリットの全体性を取り戻すことで、身体が本来のしなやかな状態に戻っていく」という考えのもとに創られました。
トレーニングの間は、ほぼ毎日練習がありました。
訓練生同士ペアになって、お互いにマッサージをし合います。
マッサージを受けた後はフィードバックをあげることになっているのですが、私はあまりの気持ちよさに途中で寝てしまい、いいフィードバックをあげられなかったことが何回かありました。
マッサージベッドに横になって、身体の上を滑る手に意識を向けていると、どんどん身体全体へ意識が広がり、思考が遠のいていきます。
繊細なタッチは、すばらしいガイド 瞑想の導き手になります。
今度 マッサージを受ける機会があったら、セラピストさんの手に少し意識を向けてみると、リラクゼーションがより深まるかもしれません。